Barotrauma
2010年 03月 19日
最近多い症例で、間質性肺炎からARDSになる
ケースが多く、気管挿管し、人工呼吸器による
呼吸管理を行っていますが、うちでは主にhigh
PEEP管理を行うため、それによるBarotraumaの
発生が多いのが実際です。
胸腔ドレーンを留置し、持続吸引で対処していますが
人工呼吸器を装着している以上、気胸が治癒することは
なく、結局ドレーンの数だけが増えていくような現状です。
おまけに、全身に皮下気腫が広がって、本当に可哀想な
姿になってしまいます…。
high PEEPはそんなに必要なのかな…??って
最近疑問に思ってしまいます。
うちの病院症例別に数ヶ所ICUがありますが、他のICUでは
APRVが主流であったり、そのICUの医師の考え方によって
同じ症例でも、多少治療方針が違うようです。
うちの医師は何故かAPRVはあまり好まないようで、ほとんど
このモードが使用されることはありませんけど。
なかなか好転しない患者様が増える中、ちょっと
high Peepを疑問に思った私です…。
by ravikichi
| 2010-03-19 23:13
| 仕事