明けましておめでとうございます。今年も健康でハッピーな1年になりますように^^


by ravikichi
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Barotrauma


最近多い症例で、間質性肺炎からARDSになる

ケースが多く、気管挿管し、人工呼吸器による

呼吸管理を行っていますが、うちでは主にhigh

PEEP管理を行うため、それによるBarotraumaの

発生が多いのが実際です。

胸腔ドレーンを留置し、持続吸引で対処していますが

人工呼吸器を装着している以上、気胸が治癒することは

なく、結局ドレーンの数だけが増えていくような現状です。

おまけに、全身に皮下気腫が広がって、本当に可哀想な

姿になってしまいます…。

high PEEPはそんなに必要なのかな…??って

最近疑問に思ってしまいます。

うちの病院症例別に数ヶ所ICUがありますが、他のICUでは

APRVが主流であったり、そのICUの医師の考え方によって

同じ症例でも、多少治療方針が違うようです。

うちの医師は何故かAPRVはあまり好まないようで、ほとんど

このモードが使用されることはありませんけど。

なかなか好転しない患者様が増える中、ちょっと

high Peepを疑問に思った私です…。
# by ravikichi | 2010-03-19 23:13 | 仕事

インシデント。。。。


先日、夜勤の時に、腹膜炎術後の患者様で

術後に麻痺性イレウスを併発し、イレウス管を

入れていたんですが、自己抜去されました…。

もともと精神疾患のある方で、理解力は悪いと

言えば悪かったんですが、その前日くらいから

すこし精神症状の悪化が見られて、一時中止して

いた、抗精神薬が開始になったところだったんです

けど、夜中に興奮状態となり、部屋を訪室した時

には、すでにイレウス管は抜かれていました…。

たまたま主治医が当直で、すぐに連絡し、翌日に

抜去をする予定だったので、そのまま経過観察と

なりましたが、ホントに冷や汗が出ました(;-_-;)

イレウス管以外に、創部にもドレーンが入っていた

ため、しょうがなく、両手を抑制されてもらいました

が、こういう場合ってどうやってドレーンやルート類の

自己抜去を予防するかって難しい問題ですよね…。

可能性があるからっていうだけで、今までに危険な

行動をしていない人に抑制をする訳にもいかないし。

チューブ・ルート類の自己抜去は永遠の課題ですね…。
# by ravikichi | 2010-03-19 22:54 | 仕事

忙しい…。


私が初療勤務の日は、かなりバタバタと忙しいです。

先日も、CPAが5件…。

そのうち、4名が初療でお亡くなりになり、1名は蘇生に

成功しました。

つづきはポチっと
# by ravikichi | 2010-01-12 21:30 | 仕事

遅ればせながら…。


遅くなりましたが、明けましておめでとうございます♪

5年連続、新年は病院で迎えました…(;´▽`A``

やっぱり、お正月は近隣の2次救急病院もあまり

患者を受け入れなくなるせいか、そこそこ繁盛しました。

私は去年1年はICUで勤務していましたが、1月から

HCU+病棟+初療チームに移動になりました。

ICUが長いせいか、DrにもNsにも私が初療にいると

違和感があるって言われてますww

私も久しぶりに病棟や初療チームになり、違和感というか

まだ慣れないというか…ww

とにかく、インシデントのないように気をつけていきたい

なって思ってますv(^o^)v

救命センターに配属になり、早5年目…。

かなりの古株になってしまいましたww

そろそろ違う空気も吸った方がいいかなって思い、

異動希望もしているんですが、何のお達しもなく…w

そのうちに声がかかるかもしれません。

話は変わりますが、DSの救急トレーニングソフトを

買ってしまいましたww

遅ればせながら…。_f0026755_2235799.jpg
















去年の秋に救急看護学会に行った時に、このソフトの

監修をされている先生のセミナーを聞きました。

この先生は毎年、救急看護学会ではセミナーをされて

いて、内容も面白いし、power pointのスライドの

作り方がすっごく上手なんですよ~!

で、そのセミナーでもこのDSソフトの宣伝をされていてw

買おうと思っていたんですが、つい忘れてしまっていて

先程、Amazonで注文しましたw

明日届く予定です!
# by ravikichi | 2010-01-07 22:38 | 仕事

災害訓練


今日は仕事の後、災害ワーキンググループの訓練に

インストとして参加してきました(*´∇`*)

うちの病院は災害時には拠点病院となるため、災害訓練も

頑張ってます!!

私が担当したブースは、レッドゾーンで、ワーキンググループは

医師と看護師で4~5人のチームを組んで患者さんの救護に

あたります。


30歳男性、崩れた家屋の中に閉じ込められていました。

左足は倒れたタンスに挟まれていました。

とここまでの情報は事前に伝え、特殊メイクで頚部の皮下出血、

腰部の皮下出血、左下腿の腫脹と皮下出血を示しています。

他の情報としては意識レベルは清明で、両手のしびれ・運動障害、

腰部の痛み、左下腿の腫脹、両下肢の麻痺、とバイタルサイン

血圧は80/50、心拍数150回、呼吸20回、SPO2:98%という

設定があるのですが、これは実際に測定をしたり、聞かれたら答える

ということになっていました。

その上で、何を疑い、どんな検査や治療をしますか??といった

ケーススタディでした。

この症例では頸髄損傷と骨盤骨折による血管損傷、下肢のクラッシュ

シンドローム、出血性ショックを疑い、診察を行って、処置・検査・治療

を考えて欲しかったんですけど、結果は散々でした…(笑)


ワーキンググループは一般病棟の看護師さんと各科の医師で構成されて

いて、上記のエピソードと状態を説明した後に約10分間で、実際に特殊

メイクをした模擬患者さんに対して処置をしてもらいましたが、どの

グループも何からすれば良いのかわからず、まごまごしている間に

10分が過ぎ…┐(´~`)┌


間で何度も患者さんは意識レベルクリアですよ~と言っても、患者さんから

情報を取らずに、勝手に服をめくって診察を始めるグループや、

血圧がずっと80台ですよ~と言っても、何のことか分からないまま

進んでいるグループ、医師そっちのけで看護師さんが検査の指示まで

出してしまうグループなどなど、イロイロでした(笑)


最後のインストの反省会でも、意見が出ましたが、やっぱりどんな症例に

しても、フィジカルの観察ができていないんですよね…。

首が痛いって言ってるから、首の固定をしようっていうグループは多かった

んですけど、手の神経所見の診察をしたグループは皆無でした。

また腰が痛いって言っていて、ショックバイタルなのに、骨盤骨折による血管

損傷の可能性を考えたグループは10グループ中、1つだけでした。

下肢のコンパートメントに至っては、全グループが無視でした\(- -;)

っていうか、クラッシュシンドロームやコンパートメントなんて予想もつかな

かったんじゃないかな。

チームで動く場合は誰がリーダーとなって進めるのかなど、役割分担を

することが大事だし、できれば医師がリーダーとなって、「看護師さん、

バイタルを計ってください」とか指示を出しながら進めるといいと思います。


もっと私も上手く誘導してあげられると良かったんですけど、なんせ時間がなくて

最後に一気に説明して終わるって感じだったので、もう少し答え合わせをする

時間があると良かったんじゃないかな。

それから、やっぱり事前に基礎知識として、フィジカルアセスメントの仕方を

教えるのが先だったのかなと思います。

正直、これでは患者さんは助からないですね…(-。-;)
# by ravikichi | 2009-09-18 22:08 | 仕事